博物館巡り「日本の幻獣展/幻獣トーク」

幻獣トークが当選したので、川崎市民ミュージアムへ行ってきた。
幻獣トークの前に展示を見ておこうと展示場に入ると、5〜6人ぐらいの人に囲まれた京極氏が出てきてビックリ。展示物は人魚・河童・天狗・雷獣・件(くだん)etcの文献と図画とミイラ*1
幻獣トークの方は…実はネットで見たインタビュー記事から京極氏は気難しい人(京極堂シリーズの中善寺のような人)という印象を抱いていたけど、実際のところは所々で笑える事をぽんっと言う面白い方でした。(『おら河童を見ただ…なんで河童だけ訛るんだ?』には本当に笑った。)

トークの最後の質問コーナで老婦人がした何故幻獣の絵は下手なのか?という質問、私も展示物を見て同じことを思った。京極氏・小松氏の話だと妖怪の絵も上手なのは2割で、そういったものはお抱え絵師が書いた物、残りの8割は下手…幻獣の絵はその2割がないそーだ。帰りにグッズ売り場で幻獣の一つ「ありえ」*2が昔の文献からリファインされて随分と可愛くかかれていた…なるほどこういうことなのかと納得。

*1:京極氏はトークで『乾き物』と言っていた

*2:海から現れて『これから6年は豊作だがその後厄災が訪れるから我が絵図を貼りなさい』という幻獣。似たシチュエーションの物が他にいくつもあった