FocusRS

リアウィングの作成。毎回リアウィングが難易度高いので今回は裏表の貼り合わせのみにするが、この場合紙の厚さを考慮してモデリングする必要がある。

ペパクラデザイナの拡大率算出

実車の全長は4.152m、縮尺は1/24なので完成サイズは全長17.3cm。それに対してMetasequoia上での全長が426.44なので、ペパクラデザイナで指定する拡大率は17.3÷426.44≒0.0405。

貼り合せの裏面作成

求めた拡大率からMetasequoia上の1が0.0405cm(0.405mm)になるので、紙の厚さを160μmとすると0.160mmはMetasequoiaで約0.4になり、貼り合せた場合の距離はこれの2倍で0.8となる。*1
表側を複製し、先に求めた距離分だけ移動or押し出しして裏側を作る。

以上でモデリングが終了。ミラーの設定はまだそのままにしておく。

UVマッピング

平面投影するために、投影する方向ごと*2に材質設定を分けて設定する。ちなみにこれらの材質設定に適当な色をつけておくと判別がし易い。*3
方向ごとの材質を設定し終わったらその方向に合わせて平面投影でUVを割り当てる。極端な斜面は投影面をRotateで傾けて極力並行になる位置に変えて投影する。
投影が一通り終わったらマッピングに歪みが出ないかを数ピクセル間隔の格子模様のbmp/png*4をテクスチャに適用して確認する。格子の線の太さや間隔が極端に違ったり格子が歪んでいる所は後でテクスチャを描く時に苦労するので、歪みや違いが消える様傾け角度を変えて投影し直すかUVの頂点を移動する。
投影が終わったら、なんでもいいから暗い色のbmp/pngをファイルを各材質設定のテクスチャに設定する。bmp/pngが表示されている範囲がUVの有効範囲なので、それからはみ出さない様、移動・縮小/拡大・分割を行う。繋がっていた方がテクスチャが描き易い箇所は繋げたい箇所と同じ材質設定を変える。
このときの注意事項は下記の2点

  • 縮小/拡大する時はモデル全体に対して行う
    部分的に縮小・拡大を行うとテクスチャの細かさが変わってしまい、その箇所での1ピクセルの大きさが他と変わってしまう。しかし、他とのつながりが無く小さいロゴを綺麗に出したいという様な場合はそこだけ拡大するのは問題ない。
  • 投影された形は大きく変えない
    各ポリゴンのUVを投影された形そのままに移動するのは良いが形を大きく変えると歪む場合がある。変える場合は上記の格子のテクスチャで確認。

以上が終わったらミラーをフリーズする。ミラーをフリーズしてもUVマッピングは変わらないので、左右非対称の箇所はフリーズで作成された方のポリゴンを選択してPluginの『UV数値操作』でU値orV値に-1を乗算して反転させる。このpluginは座標の数値そのものに演算を行うので大抵離れた所にに移動してしまうのでこれを移動してミラー元のUVにぴたりとくっつける。
こうした感じでUVマッピングが完了。
ふぅ。書いてて疲れた…これをもう少し丁寧に書いて図を付けたら作成講座になるかな

*1:接着剤の分を考慮すると少しマージン見たほうが良いかも

*2:方向はX,Y,Zと極端な斜面の4つ。

*3:最後に白に戻さないとテクスチャが変な色になるので注意

*4:16ピクセル格子の1024x1024のファイルを作って使っている