工具 〜曲げる・貼る〜

1. 千枚通し

折り目つけはインクの切れたボールペンでも良いのですが、千枚通しだと細かい所の貼り付けや部品の丸めにも使えるのでこちらを使っています。
私の折り目付けの方法をちょっと書いておきます…山折り箇所で表から折り目をつけるとインク吸収層が引きちぎれて紙の地が見えたり剥離したりします。裏から折り目を付けるそういったことが軽減できますが、裏からだと折り線がどこか判りません。
そこで直線の折り線の端と端を千枚通しで裏側に少し突起が出来る程度に押してやります。突起が出来たら裏から千枚通しで線を引きます。このとき表から押した部分は元に戻ります。こうすると表のインク吸収層が引きちぎれる事は少なくなります*1
手間ががかかるのでお勧めは出来ないですが、目立つ箇所だけでもやっておくとちょっと違います。ちなみに谷折りでは目立たない事が多いのでこれをやる必要は無いです。

2.定規

折り目付け用。プラスチックの透明な定規だと下が見えるので正確な位置決めが出来るのですが、切断に使うと定規ごと切ってしまう事があるので切断用と分けてます。これも角材を両面テープで貼り付けて取っ手にしてます。

3.丸棒

長めの円柱パーツを丸める時に使います。長い円柱パーツだと丸めて端を貼り合せている内に歪んでしまう事が多々ありますが、丸棒に巻きつけて端を接着すると綺麗な円柱が出来ます。材質はアルミ・アクリル・木で、模型店やホームセンターで購入したものを適度な長さに切って使ってます。

4.爪楊枝

接着剤を塗るのに使います。色々な形状の爪楊枝を試して見ましたが、一般的な物が一番コストパフォーマンスが良いですね。

5.接着剤

Gクリヤーとタミヤのクラフトボンドを用途に応じて使い分けてます。

  • Gクリヤー
    長所:初期接着力が高い。はみ出た箇所は爪楊枝で巻き取るように取る事が出来る。
    短所:粘性が高いので細かい所に塗布し辛い。溶剤が臭う。

最近はこちらをメインに使ってます、特に初期接着力が強いのはありがたく、裏から接着箇所を押さえられない様な箇所には便利です。はみ出た接着剤の除去が綺麗に出来ますが、紙質によっては印刷面ごと剥がれる事があるので注意が必要です。

  • クラフトボンド
    長所:細いノズルなので細かい所に適量を塗布する事ができる。初期接着力が弱いので、貼り合せた後に貼り合せの微調整が出来る。
    短所:初期接着力が弱いので、接着剤が固まるまで固定しなければならない。水溶性なので安全だがそれ故にボンドの水分で紙がフニャフニャになる。

成分的には木工用ボンドと同じ物。位置決めに時間がかかる場所にはこっちを使ってます。
ちなみにホームセンターで別のメーカでまったく同じ物を見かけましたが、これのOEM元ですかね?

6.クリップ

接着剤が固まるまで、貼り合せた箇所を押さえておくための物。100円ショップで購入(確か100円で3個入り)。
目玉クリップも持ってますが、この形状の物が使いやすいです。

7.ピンセット

貼り合せた後に接着箇所を押さえるのに使ってます。

8.調色スティック

本来は塗料をかき混ぜる棒。以前どこかのサイトで紹介されていて使うようになったのですが、小さい箱状の物とか指が入らない箇所の接着はこの棒で内側から押さえる事ができます。

次はレタッチ用の道具を…

*1:何度も曲げたりすると効果ないですが