F-2A 8SQ50th その5


F-2定番の合わせ目のライトニングアレスタの位置修正。実機では写真の通りAOAプローブ(今は穴だけ)の上に来ます。
コンソールのHUD周辺があっさりしすぎだったので実機写真を見ながら伸ばしランナーとプラ板でディテール追加してます。

エアインティク横の航法灯はクリアパーツに置き換えています。今までは無色透明なキャノピーのランナーを削って後で色を塗ってましたが、今回は色付きのクリアパーツを使ってます。ちなみに、クリアブルーの改造パーツは売ってないので、たまたま見かけたクリアブルーの模型スタンドの台座の部分を使ってます。この台座一個で一生分の青の航法灯には困らないです。

F-2には翼端に放電索がありますが、キットのままだと太い上に翼の後縁を薄く削る際に邪魔なので、さっぱり切り落として0.2mmの真鍮線を作り直してます。これまた定番ですが、水平尾翼の放電索の位置の間違いも修正しています。ちなみに、水平尾翼は左右で部品の共通化が行われているので、放電索が付いてる面が左右で逆です。*1
垂直尾翼については、矢印で示した頂上部の放電索がキットでは垂直に立っていますが実機では斜め後方に傾いているので、斜めに穴を開けてから0.2mmの真鍮線を突っ込んで修正。その前にあるライトはクリアパーツで作り替え(マスキングが面倒なので、塗装後に接着するので写真にはない)てます。

キャノピの開閉するパーツですが、袴の部分が機体よりも少し幅が狭くなっています。試しにそのパーツの左右を少し広げてやると左右の幅だけでなく、前後のキャノピーとも綺麗に面が繋がるので、成形の際に歪んでしまうのでしょうか?
丁度良いサイズになるよう調整したつっかえ棒をキャノピ内側に入れてからお湯に付けると歪みが修正できます…でもクリアパーツでこれやるのはちょっと恐いです。自己責任で行ってください。私は失敗したら定番品のF-2A/Bを買ってきてキャノピのパーツを使うつもりでいました(そのキットはF-2Bで組むことになる)
あと、真ん中のパーティングラインも削り落としてあります。キャノピの削り跡を磨く際に力入れ過ぎるとパーツが割れそうで恐いですが、良い方法を見つけました。複製に使えるお湯まるを温めてからキャノピーのパーツの内側に充填してやる事で、力を入れて磨いても「パキッ」と割れる危険性がかなり減ります。欠点はどのぐらい磨けたかが判り辛いことですが、充填したお湯まるをいったん外せば見る事はできるのでちょっと面倒臭いぐらいで済みます。

ここまで完成したパーツ。これらはこの後洗剤で油分や隙間の削りかすを洗い落としてから塗装のフェーズに入ります。

*1:左が上面、右が下面