'88 NSR250R その2

カウルやタンクは研ぎ出し等で時間がかかるので、これらから先に処理していくことにします。

このキット、カウルが通常の成形色(不透明)の物と透明の2種類入っていますが、フロントカウルはシールド部分が一体成形されているので不透明なパーツだと意味がありません。うーん、このパーツの意味がわからん…
シールドのマスキングも付属しているので、普通は透明パーツを使うのでしょうが…研ぎ出しの時にマスキングしている箇所で支障が出そうな気がする(マスキング剥がした時に境界が汚くなりそう)ので、シールドの部分を別パーツにして塗装後に取付けることにします。
塩ビのヒートプレスで作成するので、まずはヒートプレスの型を作ります。元のパーツのシールドの内側にメンソレータムを塗った上でエポパテを押し込みます。エポパテが固まったらパーツから外し、表面がツルツルになる様パテ・サーフェイサ・コンパウンドetcで均したり磨きこんだりで完成した型がこれ。

黒い線はカット時の目印としてシールドの外形線を描いてます。
型が出来たら、ヒートプレスの本番です。材料はホームセンターで買ってきた0.5mmの透明塩ビ板。塩ビ板を温めるのはとろ火にしたガスコンロ。ガスコンロの上にかざした塩ビ板が柔らかくなったら「えいっ!」と型に押しつけるだけなんですが、初めてだと*1温め具合や押しつけ方や力加減が判らないのでトライ&エラーの繰り返し…おまけに外形に沿って切り出す時に失敗(割れた)したりとトータルで15回ぐらいやって何とか成功品が出来ました。

カウルの方は通常成形色のパーツを使い、リュータでシールド部分を切り落とします。ただしそのままだと断面が厚いので、内側を削って少し薄くします。
シールドとカウルの合いの修正が必要ですが、とりあえず今日はこんな所で…

*1:大昔、白色プラ板でヒートプレスをやったことあるが、塩ビでは初めて